ぶたのひとり言

趣味のことなどいろいろ書いたりです。 この日記も整理中なので内容とか表現を変えるかもです。

高遠旅行記



なんでか今年に入ってから3回目となるはとバスツアー*1にAさんと参加しました。今回は『高遠の桜と一宮桃源郷』です。高遠城址公園コヒガンザクラで有名な高遠です。(といっても去年初めて知ったのですが。。。)


昨年秋に長野県に住んでいる友達を尋ねた帰りに、伊那でローメン*2を食べることになって、ガイドブックで絵島囲み屋敷*3のことを知り、高遠に興味を持ちました。その時は寄る時間がなかったのですが、同時に桜が有名だということを知って、是非、桜の時期に尋ねてみたいと思っていたのです。

今年に入り、なんだか自分的にタイムリーに正月映画の『大奥』で絵島生島事件がテーマになっていて、さらに今年の大河ドラマ風林火山』の山本勘助のゆかりの城だということも知って、高遠にますます興味を持ちました。


さて、昨日は、なかなか寝られなくって、結局起きたのが5時。あわてて用意して6時45分に新宿にでました。
今年の桜は全国的に1週間ほど早いので、大体予想はしていたのですが、今週の木曜日ぐらいにちょうど見頃になり、心配されていた天気も回復し、朝の7時に新宿を出発しました。


思っていたよりも本当に晴れて、気温も高く、コートも必要ないぐらいでした。富士山もくっきり見えます。(天気が悪いときはここまで見えないのだとか。)これは幸先いいとガイドさんも言っていました。

行きはガイドさんがいろいろお話をしてくれましたが、寝不足のためしばしば眠ってしまいました。

東京の桜はもう終わりましたが、中央道沿いはいまが桜の時期でところどころ情緒ある桜の風景が見えます。なんだか癒されます。


まずは、おぎのや諏訪店でみやげを買います。品数がそろっているのでここでお土産を買うのが一番というガイドさんの言葉につられて、さくらまんじゅう、さくらそば、ふきのとうのふきみそ、かりんの砂糖漬けなどいろいろ買ってしまいました。(結局現地にも結構売っていたのですが。)ここで鈴カステラとかりん飴が配られました。


行く先々で山里には桜や水仙や桃、梅など綺麗に咲いていて期待に胸もふくらみます。諏訪から山を越えて、いよいよ近付いてくると、休日で天気もよく見頃とあって、ちょっと渋滞していました。

駐車場から10分ほど坂をあがってとうとう着きました。高遠に着いたのが11時近く。ここから2時間くらい、高遠で自由行動です。まさに花盛りです。1500本の桜は『天下第一の桜』と言われるだけのことがあります。


最初に昨年からの念願の「絵島囲み屋敷」に立ち寄りました。屋敷のまわりを囲っている木塀の上は尖った木が組まれていて逃げだせないようになっています。華やかな大奥の世界から高遠藩お預けになった絵島は、このお屋敷に幽閉され、書を読む事も、書く事もゆるされず、ひたすらお経を唱えて28年間過ごし、61歳でなくなったとか。このころはまだ高遠の桜もなかったから、寂しい日々であったことでしょう。(コギガンザクラを植えたのは明治に入ってからです。)彼女は愚痴1つこぼさず生涯をまっとうしたそうです。



この絵島囲み屋敷の近くや公園内には売店が集まっていて、お土産を買ったり、食べたりできます。今の季節ならではの桜の饅頭や煎餅、高遠まんじゅう、漬け物、寒天、花豆、しじみ、馬肉の燻製、高遠焼など特産品が売っています。
Aさんは馬肉の串焼き、桜のソフトクリームなど、食べ物に夢中です。その他釜飯、信州そば、おやきなど美味しそうです。青い高遠焼きにも惹かれます。お昼には桜そばを食べました。


城址公園はわずかな史跡の他はコヒガンザクラでいっぱいで、人々が座って花見をしています。公園内はそれほど広くなく、15分ほどで園内を廻れます。白兎橋から眺める、雪景色の中央アルプスを背景にした桜は絶景です。(最初の写真参照。こういう景色は東京では見られません。)



さて、はとバスは午後1時に高遠を出て、山梨県の浅間園、お豆で有名なフジッコのワイナリーに向かいます。



高遠から2時間ぐらいで一の宮の浅間園につきました。桃の花を見ます。時期的に桃の花は桜よりも少し早いので、こちらは満開の時期は過ぎているようで、私が見たかった雑誌の写真で見られるような、道路の両脇に桃の花が続いている感じは体験できませんでしたが、桃は花が大きく花びらがいく重にもなっていて色も濃いので近くで見ると本当にかわいらしいです。
浅間園でも桃に関するおみやげや山梨県の名産ほうとうなどが売っています。
Aさんと桃ソフトを食べました。甘すぎなくさっぱりしていて美味しくおすすめです。
秋には桃刈りができるようです。


フジッコのワイナリー(ワイン作っていたんですね。)では工場見学とワインの試飲、杏仁豆腐、ナタデココの試食をしました。
山梨はぶどうの産地なので、いろんなワイナリーがあるようです。途中にもメルシャンのワイナリーなどありました。山梨でいろんなワイナリーを訪ねる旅というのもいいかもしれません。(ただし自分で運転するときは試飲ができませんが(笑。)
ワインはあまり好みの味のものがなかったので、なにも買いませんでした。ここでもワインゼリーとワイン飴が配られました。


天気には恵まれたまま、帰りは渋滞にあったがビデオなど見せてもらい、予定より30分早い19時半には新宿到着しました。
充実したツアーでした(^o^/。


*1
今年に入ってから、はとバス日帰りツアーにはまっています。
1回目は正月の伊勢神宮、2回目は2月の伊豆の河津桜です。今回は3回目。5680円のツアーです。朝が早いのが、ちょっと大変ですが、バスで寝ていられるし、要領よく連れていってくれるので、楽です。いつもドライブしてくれる彼氏や、お母さんへのプレゼントにもいいかもしれません。
出発地点はメインが浜松町、新宿などで、池袋、上野、西船橋などありますが、注意点は早めに申込む場合マイナーな出発場所を選ぶと成立しない場合があることです。(それが分かった時点で、他の出発場所が満席になってたりします。)
はとバスツアー http://www.hatobus.co.jp/ 


*2
知る人ぞ知る伊那地方のローカルな食べ物です。チャンポンようなな食べ方と、焼そばのような食べ方があります。なんかもの足りない感じがいかにもローカル。今日も屋台のメニューにありました。

ローメン
http://www.e-omiyage.net/pgm/det_gift.php?FromSite=&shohin_id=6912


*3
絵島生島事件の絵島が流されて生涯過ごした屋敷。絵島生島事件は当時大奥の御年寄(大奥で正室、側室を除いてもっとも権限のある役職)絵島が歌舞伎役者生島新五郎との密通を疑われたスキャンダル。いろいろロマンチックな題材で扱われるが、実際は家宣の側室月光院の政敵であった正室天英院の政治的な利害によるでっちあげがあったとかないとか。絵島は高遠藩お預けに、生島も映画とは違って実際は伊豆に島流しになったそうです。



http://takato-inacity.jp/sakurahed7y_1.html
高遠城址公園 さくらまつり
今年はもうすぐ散りはじめですが、「天下第一の桜」と言われるだけのことあります。毎年見頃は4月中旬から下旬にかけてです。
また馬肉の串焼きもお試しあれ!