塔の上のラプンチェル
ラプンチェルはそれに触れば、若返り、どんな傷も癒すことのできる
不思議な髪を持って生まれた王女で、
そのために魔女ゴーテルに
さらわれて塔の中でゴーテルの娘として外の世界を知らずに育ちます。
その髪は切ると効果が失われるので、
ラプンチェルはとても長い髪を持っていて
それはたまにいろんな道具の代わりにもなります。
CGアニメーションの技術はすばらしかったです。
特にラプンチェルとフリンが『光』を見に行くところは
とても幻想的でした。3Dの効果もばっちり。
カメレオンのパスカルや馬のマキシマスなど、
周りの動物のキャラクターもかわいらしいです。
ストーリーも前知識なく見れば楽しめるのですが
ただ、最近のディズニーの紋切り型のヒロイン像にはうんざりします。
どんな話でも好奇心旺盛で未知の世界に憧れてて
彼女たちにかかるとどんな人でも心を開き、動物たちも集まってきます。
どんなストーリーもこんなヒロインに当てはめてて
ラプンチェル本来のミステリアスな感じが損なわれています。
こういうヒロインだったら現代女性には受けるだろうということに
とらわれすぎています。
『美女と野獣』はこういったキャラクターがきちんと物語にあっていて
さらにミュージカルとしてもとてもよかったのですが、
今回は音楽もいまいちな感じです。
もともとのディズニーは動きが美しく上品だったのに最近は演出も
ガサツな感じが残念です。