ぶたのひとり言

趣味のことなどいろいろ書いたりです。 この日記も整理中なので内容とか表現を変えるかもです。

ヘンダーソン夫人の贈りもの

BUNKAMURAにて鑑賞。ジュディ・ディンチ主演の伝記映画。時代は第二次世界大戦直前。夫を亡くした金持ちのヘンダーソン夫人はウィンドミル(風車)劇場を買い取り、ユダヤ人の支配人を雇い劇場経営を始める。当時イギリスではダンスショーはめずらしかったので、最初は順調だったが、やがて他の劇場もまねを始めてだんだん経営困難になっていく。そこでヘンダーソン夫人は当時イギリスではまだ認められてなかったヌードショーを始める。それは第一次大戦で若くして死んだ息子と同じ戦争へ行く若者への贈り物でもあった。常識にとらわれない、まるで子供のようなヘンダーソン夫人が魅力的である。すっかり商品化、日常化された、現在の性に比べて、性に対するこのころの人々の純真さは感動をもたらす。