凍りの掌
作者のおざわゆきさんはお父さんのシベリア抑留の体験をもとに
この作品を描きました。
17年前に亡くなった私の父も実はシベリア抑留体験者で、
そのことについて文章を書いたりしていましたが
いままでちゃんと読んだこともなく、今となってはもっと
いろいろ話を聞いておけばよかったなと思います。
私はたまたま父の体験からこういう事実を知っていましたが、
若い人などはヒトラーのユダヤ人の強制収容所の話は知っていても
(最近はヒトラーでさえもどういう人が分かってない人も
いるみたいだけど)
意外と知らないのではないかと思います。
戦争の一番ひどいところは大義名分の陰でいろんな人間の利害や欲望が関わり
いろんな残酷なことが行われるところにあると思います。