ぶたのひとり言

趣味のことなどいろいろ書いたりです。 この日記も整理中なので内容とか表現を変えるかもです。

抱擁のかけら

ペドロ・アルモドバルの新作をやっと見ました。
父親の病気のために、実業家マルテルの愛人となったレナが、
女優になりたくて、映画監督マテオに売り込みにいき、
見込まれて、映画に主演することになり、2人は
恋仲になり、マルテルは嫉妬のあまり、息子ライ・Xを監視役に
し、撮影の様子をカメラにおさめさせる。
2人の恋仲はよりエスカレート、マルテルの嫉妬はエスカレートし
周囲の人の感情も巻き込み悲劇になっていく。
前回は『ボルベール〈帰郷〉』は母性がテーマでしたが、
今回は久しぶりに愛をテーマに描いています。
『ボルベール〈帰郷〉』にはおよびませんが、
でも、よりアルモドバルらしい作品が、円熟味を増した
という印象もうけました。
相変わらず色彩や風景の美しさ、トマトを切るシーンなどは秀逸です。
そしてペネロペ・クルスがとても美しいです。