ぶたのひとり言

趣味のことなどいろいろ書いたりです。 この日記も整理中なので内容とか表現を変えるかもです。

イングロリアス バスターズ

タランティーノ監督で結構評判よかったので
見に行きました。
この監督の映画を見る時は決して名作とか期待はしないのだけど、
なんか変わったことをしてくれるという期待感で観て、
でも観ている途中は残酷シーンも多いので、
つらかったりするのですが、
なぜか二度と観ないという感じでもなく、
でもだからと言って、なにかストーリとして感動したり、
笑ったりという感じでもなく。
好奇心から観るといったのが正しいかもしれません。


以下ネタバレありです。


今回は結局バスターズの話とショシャナの話はそれぞれ1本映画が
作れると思うのですが、結局ナチスがテーマでこういうのを
撮りたいというのをどちらかに絞りきれなくてこんな風になった
のかしら(そのせいでやたら上映時間が長いんですけど)とも思えます。
ただ、この監督は映画が大好きで、こういうシーンを撮りたいんだな
というのは伝わってきます。
たとえば、最初ユダヤ人をかくまっている農家のシーンの
やりとり、女優とバスターズが打ち合わせているときの
じゃまされるシーン、過剰なまでの残酷シーン(これはスプラッター
ホラー好きにとっては面白いんだけど、どうしても苦手だったり
します。)映画館の燃えるシーン。
でもどうしても誰かがハッピーエンドになるとかそういう風には
したくないようです。コメディーとも言いがたいし。
悲しいとかもないです。敢えていうなら非情ということでしょうか。


俳優陣は魅力的です。
(なんかブラピだけ浮いているような気がしないでも
ないですが。)ショシャナ、フレデリック・ツォラー親衛隊一等兵
ブリジット・フォン・ハマーシュマルク、ティル・シュヴァイガー
ハンス・ランダ親衛隊大佐など、いい感じです。
(そういえば気づかなかったのですがジュリー・ドレフェスいたんですね。)
ドイツ人の俳優が出ていますが
ドイツの人はこの映画を観てどう思うんだろうと思ったりします。
(たとえば日本人におきかえて考えると、
残酷に殺されるシーンとか
たとえ、戦争中悪人ということであっても、
なんかあまりよい印象持てないと思うのですが。)