間宮兄弟

間宮兄弟はお兄さんはビール会社で、弟は小学校の用務員をしている。二人は一緒に住んでいて、兄弟思いで、親孝行である。二人はとても育ちがよく、親切である。二人はとてもお人好しで人に利用されやすく、女の子に対してとても純情である。二人は女の子を自分達のカレーパーティに呼んだりして、女の子に告白もする。まったく不器用で、女にもてない。この映画の狙いはなんなのだろうか。この冴えないオタクな兄弟を愛すべき存在として描きたかったのだろうか？コメディなのだろうか？私が兄弟の近くにいたら、説教してしまうだろう。私はこの映画を見ながら、こんな中年オタク兄弟のちょっと気持ち悪い兄弟愛と淡々とした、変わらない生活をわざわざおしゃれな恵比寿に見に行く自分を含めた、皆の存在がとても滑稽に見えた。